結婚したら子どもを持つことが当然なのか──。少子化の危機が叫ばれる中、国を挙げて子どもを持つことを奨励する動きが活発になっている。だが子どもを持つ、持たないの選択は本来、おのおのの夫婦に委ねられるべきものだ。

国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」に、初婚同士の夫婦の妻を対象にしたアンケートがある。それによると「結婚したら、子どもは持つべきだ」という考え方に対し、反対と答えた人は2010年で24.3%。約4人に1人は子どもを持つという考えに執着していない。しかも1992年の9.6%から大幅に増えた。夫婦の意識は確実に変わってきているのである。

不妊、パタハラ… 男性も苦しい

にもかかわらず、「子なし」夫婦に対する世間の風当たりは厳しい。

「子どもはまだ?」「なぜ持たないの?」「自分のことしか考えていない。わがままだ」「親不孝だ」……。

職場の上司や同僚、親、親戚は、紋切り型の無神経な言葉を平気でぶつけてくる。

プラスの視点 アクセスランキング バックナンバー一覧 TOP