「好きなことで、生きていく」。こんなキャッチフレーズの広告をネットや駅構内で目にした人も多いだろう。米グーグル傘下の動画サイト「ユーチューブ」に自作動画を投稿して活動する人々、「ユーチューバー」を宣伝する広告だ。

ユーチューブの月間利用者数は世界で10億人超とすでに圧倒的。それでも宣伝に力を入れるのは、歌やゲームの動画などを投稿し、一人ひとりがファンを抱えるユーチューバーが世界的に強力な独自コンテンツに育っていることが背景にある。

日本でも人気が急上昇 企業は販促で熱視線

日本で代表的なユーチューバーといえば、HIKAKIN(ヒカキン)やはじめしゃちょー(下写真)の名前が挙がる。二人とも20代の男性で、動画の総視聴回数は数十億回に達している。ヒカキンはユーチューブ内に持つチャンネルの登録者数が700万人超と日本でトップ。小学生から20代前半までを中心にアイドル的な人気を誇る。

「ユーチューバー」は親しみやすい動画で若年層のアイドルだ

ユーチューバーは動画の視聴回数に応じて広告収入を得られるが、人気に着目した企業とのタイアップ動画広告のニーズも増加。ユーチューバーがプロとして評価され、1件当たり数十万〜数百万円の広告予算がかけられるようになる中で、企業とユーチューバーを仲介する業務が必要になった。

受け皿になるのが、2013年に創業したユーチューバー専門のプロダクション「UUUM(ウーム)」だ。約100人と専属契約し、企業との交渉などマネジメント業務を引き受ける。「海外はユーチューバーが人気俳優をしのぐ人気。日本でもだんだんと一般層や企業に価値が理解されてきている」(鎌田和樹社長)

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