「いまや赤字受注など一件もない。採算のよい仕事を慎重に選んでいる」。あるゼネコン幹部は豪語する。

ゼネコンの勢いが止まらない。大成建設、鹿島、大林組、清水建設の上場4社は2016年3月期、そろって最高純益を更新した。特筆すべきはその急回復ぶりだ。たとえば鹿島の純益は、151億円から723億円へジャンプアップした。

11年以降、業界を取り巻く環境はガラリと変わった。東日本大震災の復興需要に加え、東京五輪の開催を見据えた再開発プロジェクトが次々に立ち上がった。業界では人手不足が表面化。需給は完全に逆転し、安値受注は過去のものとなった。

ここにきて利益がバブル期を超えたのは、過去に受注した不採算工事が縮小したことも大きい。「不採算工事は16年3月期に半減した。おそらく今期でなくなる」(鹿島の押味至一社長)。

大型案件ほぼ独占 スーパーゼネコン爆走

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