出資報道を受けてりそなは「業務面等でさまざまな検討を行っている」とコメントした

生保業界の首位争いを続ける日本生命と第一生命が、りそなホールディングスの株式取得を検討していることが明らかになった。

りそなは今夏にも残る公的資金を返済し、攻めのステージに入る。完済すれば、公的資金優先株の普通株転換に伴う備えとして保有していた、自己株(時価800億円)が不要になる。そこで、同株式の引受先として、大手生保2社が浮上したわけだ。

ただ、両社とりそなの親密度は、かなり異なる。第一生命は2%の株式を保有する大株主。2007年には1000億円の優先株引き受けと同時に業務提携を結んでおり、りそなは同社の有力販売パートナーだ。一方、日本生命の保有比率は1%未満で、純投資の域を出ない。銀行での販売(窓販)で第一生命にリードを許しているため、今回の件が明るみに出た途端、出資をテコにした保険の販売強化が狙いだと言われた。

りそなの傘下3行の保険販売額は、14年4~9月の累計で3割増の1852億円と好調。今後の地銀再編の目玉とされる点も重ねれば、販売規模がさらに拡大する可能性もあり、魅力的な提携先であることは確かだ。

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