東京・汐留にある電通本社。22時を過ぎると全館消灯されるようになった(撮影:尾形文繁)

働きだしてまもなく、一人の女性に悲劇が起きた。

昨年12月25日、広告代理店大手・電通の女性新入社員、高橋まつりさん(当時24)が過労を苦に自殺。三田労働基準監督署は今年9月に労災(労働災害)と認定した。

この問題を受け、東京労働局は10月18日までに、電通本社と子会社に立ち入り調査を実施。塩崎恭久厚生労働相は「過去にも長時間労働に伴う自殺者(1991年)を出した電通で、再び自殺に追い込まれる事案が出たことは極めて遺憾。(中略)全国で実態がどうなのか、徹底的に究明したい」と述べた。

労働局が調査対象を子会社まで広げるのも、大臣が個別企業の問題について指摘するのも、異例の対応だ。

月105時間の残業

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