夏ダイヤでは不採算路線を縮小する一方、ドル箱路線に新機材を総動員。採算重視でメリハリをつけた(撮影:尾形文繁)

格安航空会社(LCC)との競争激化、エアバスとの違約金をめぐる対立から、窮地に陥っているスカイマーク(SKY)。再生に向けた動きが本格化し始めた。

同社は1月21日、夏ダイヤ(3月29日~8月31日)を発表。主力路線の羽田ー札幌線と羽田-福岡線は、広めのシートが特徴のA330を中心に運航しつつ、ビジネス客の少ない時間帯は小型のB737を使う。一つの路線で機材を使い分けるのは同社初の試みだ。A330の運用に余裕を持たせ定時運航率を高めることでビジネス客を取り込む。一方、競合ひしめく仙台─札幌線からは撤退、搭乗率が伸び悩む米子線は撤退も視野に減便する。「収益性を重視した運航ダイヤ」(スカイマーク幹部)へ舵を切る。

業績改善の切り札である日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)との共同運航も交渉が大詰めを迎えている。JALの植木義晴社長は21日、「夏ダイヤから開始できるよう工夫し、遠くない時期に結論を出したい」と言及した。

共同運航で座席販売の一部をJALとANAに委託すれば搭乗率の改善につながる。「(現6割弱の)搭乗率が8割を超えれば、次の展開も視野に入る」(バークレイズ証券の姫野良太アナリスト)。

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