北陸新幹線に投入されるE7系車両(左)と秋田新幹線用車両のE6系(撮影:尾形文繁)

その波紋は沿線自治体以外にも広がりそうだ。政府・与党の整備新幹線検討委員会は1月14日、建設中の整備新幹線の開業時期を、北海道新幹線・新函館北斗ー札幌間については5年、北陸新幹線・金沢ー敦賀間については3年、当初予定から前倒しすると正式決定した。

工期短縮に必要な財源が確保できる見通しが立ったためで、北海道新幹線の札幌開業は2030年度、北陸新幹線の敦賀開業については22年度に実現する。また、九州新幹線・武雄温泉ー長崎間は、22年度の開業予定を可能なかぎり前倒しするとした。

今回の前倒し決定を受けて、日本の各地で“次”を見据えた動きが始まっている。

北陸新幹線に関しては、金沢ー福井間をさらに2年前倒しするという案が飛び出した。20年度に福井まで延伸開業するというのだ。技術的な観点から国土交通省は慎重な姿勢だが、今後は与党のプロジェクトチームが中心となって検討を進め、今夏までに結論を出す方針だ。

沿線自治体には新幹線の前倒しを歓迎する声が大きい。その一方で、新幹線の“負の側面”も5年前倒しになる。

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