長谷川委員長(右)は佐渡前委員長(左)から「正々堂々と証拠を集めよ」と教えられたと述懐(撮影:梅谷秀司)

12月13日。証券市場の番人、証券取引等監視委員会(SESC)のトップが約9年ぶりに交代した。

新委員長の長谷川充弘氏(写真右)は前広島高等検察庁検事長である。地方検時代には、インサイダー取引が社会に広く認知される契機となったタテホ化学事件を手掛けたほか、戦後最大の経済事件とされるイトマン事件など特に複雑な経済事件の解明に当たった。最高検では大阪地検・証拠捏造事件(村木厚子氏の冤罪につながった検察の犯罪)の内部調査で陣頭指揮を執った大物検事だ。

検察の見立ては誤り

SESCは東芝の歴代3社長、西田厚聰氏、佐々木則夫氏、田中久雄氏の「犯則調査」(=刑事告発を前提とした調査)を続けるのか──これが今回の人事の最大焦点だ。

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