[ポイント1]
スマホを使って個人間で物を売買するフリマアプリで、後発ながら一躍国内首位にのし上がったのがメルカリだ。営業利益も16年6月期に黒字転換した

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問題商品を購入してしまってもキャンセルできる決済の仕組みを設けるなど、ネット売買に対するユーザーの心理的ハードルを引き下げたのが成功の秘訣だ

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目下、国内随一のユニコーン企業と呼び声高い同社の山田進太郎社長が注力するのが米国だ。全米アプリDLランキングで3位につけるなど急拡大している

 

 

まだ使える不要品を手軽に処分しておカネに換えたい。そのようなニーズとうまく合致したのが、スマートフォンを使って個人間で物を売買するフリーマーケット(フリマ)アプリの「メルカリ」だ。

和歌山県の専門学校生、北澤准子さん(21、仮名)がメルカリにはまったきっかけは、手作りアクセサリーが安く手に入ることだった。程なく自身も“売る側”に回ったのは「家にいらない服が多すぎるから」。メルカリなら、細かく値付けを変え説明書きを工夫すると面白いように売れる。ハワイで衝動買いしたワンピースは、元値の倍以上で売れた。

植田篤史さん・理恵さん(30代、仮名)夫婦が売買しているのは主に子ども服だ。子どもの成長でサイズはあっという間に合わなくなるが、キレイな状態のものも多く、捨てられずにいた。「ブランド物は出品するとすぐ売れる。汚れがありもう捨てようかと迷ったものでも、売れることがある」(理恵さん)。

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