幅広い関係者(ステークホルダー)から「信頼される会社」を発掘することを目的に、CSR(企業の社会的責任)と財務の両データから作成する「CSR企業ランキング」。11回目となる今回のトップは、昨年に続き3年連続で富士フイルムホールディングスとなった。

人材活用18位、環境24位、企業統治+社会性2位、財務18位と各部門バランスよく得点を上げ、他社を上回った。中期CSR計画で、事業活動での社会課題解決・環境課題の取り組み、グローバルなコンプライアンス意識向上などを掲げ、先進的な活動を幅広く行っている。

リスクマネジメントの取り組みなどはその代表例だ。利益よりもコンプライアンスの優先を徹底する「オープン・フェア・クリア」の精神を貫く。行動規範の理解を促す冊子を全社員へ配付、コンプライアンス役職者研修や職場説明会を実施するなど、社員全体の意識を高めている。

社会課題の解決にも積極的だ。傘下の富士ゼロックスでは、自社の複合機や保有する画像編集技術を活用し、劣化した古文書などの伝統文書を原本並みの品質で複製・復元する。貴重な情報を将来へ伝承し、社会での幅広い活用を狙う。

富士フイルム傘下の富士ゼロックスの複写技術を使い複製した「プチャーチン来航図」

環境面での意識も高い。パソコンや文具・事務用品などのオフィス用品のグリーン購入率100%を、2003年度から継続して達成。国内外の主要工場・事務所では太陽光発電の利用を推進するなど、CO2排出削減にも力を入れている。

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