[記事のポイント]

(1) 公的資金を完済したりそな銀行は3月、三井住友FG傘下の関西アーバン銀行と、みなと銀行を統合し、グループ化することを発表した

(2) 一方、三井住友側の狙いは、端的に言って地銀ビジネスからの撤退。軸足を資金余剰の企業セクターから、海外や証券ビジネスに移す

(3) 地銀は一国一城の主でプライドが高く、りそな傘下入りには抵抗感が強い。親会社の意向で再編できるメガバンク系地銀は格好の的だ

 

3月3日、りそなホールディングスと三井住友フィナンシャルグループの系列地銀の統合が発表された(撮影:ヒラオカスタジオ)

「本邦有数にして関西最大の地域金融グループの創設を目指す」。3月3日の記者会見で、りそなホールディングス(HD)の東和浩社長は高らかに宣言した。

遅れてきた地銀再編の主役が名乗りを上げた瞬間だった。3メガバンクの一角である三井住友フィナンシャルグループ(FG)から大阪、滋賀を地盤とする関西アーバン銀行と、兵庫地盤のみなと銀行を事実上奪取。2018年4月をメドに中間持ち株会社の下に傘下の近畿大阪銀行と一緒にぶら下げ、その中間持ち株会社を子会社とする。

3行統合後の総資産は11.4兆円(全国6位)、業務粗利益は1600億円(同4位)となり、関西最大規模の地銀グループが誕生する。

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