お薦めの土地はどこですか、とよく聞かれる。旅が多いからだ。ためらうことなく「唐津」(佐賀県)と答える。傷のない自然と人工の街との融合による景勝、そしておいしい魚介。文句の言いようがない。唐津城を核とした街づくりは、江戸時代の城下町の原型をよく保っている。イカ・カニ・カレイ・ウニなど新鮮な玄界灘の魚介のうまさは、いつ行っても変わらない。

先日、うれしい仕事を頼まれた。神戸港・唐津港行きで再び神戸港に戻る瀬戸内海クルージングでの講演だ。「唐津のことならお任せあれ」と、勘定奉行並みの見得を切った。

唐津城の築城者は寺沢広高だ。豊臣秀吉に仕え長崎奉行などを務めた。関ヶ原の合戦後、徳川家康に重用され、上松浦地方と飛び地天草4万石を加増され、12万3000石の大名になった。唐津湾に突き出た岬の満頭山に城を築いた。

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