日本大学准教授 安藤至大
あんどう・むねとも●1976年生。2004年東大博士(経済学)。専門は契約理論、労働経済学、法と経済学。著書に『これだけは知っておきたい働き方の教科書』。

足元の有効求人倍率は1.4倍を超えている。これは戦後日本を振り返ってみると高い水準だ。ただ1960年代以降、高度経済成長期の中では15年近くにわたって完全失業率が1%台で推移していた。現在の失業率は3%超なので、いま以上に労働力が逼迫している時代はあった。

いま問題なのは人手不足と同時に人余りが起こっていることだ。たとえば一般事務の有効求人倍率は0.31倍。1人の採用枠に3人の応募がある。営業職なども1倍を下回っている。一方、建設現場で人手不足が常態化しているなど、職種によるギャップが広がっている。

プラスの視点 アクセスランキング バックナンバー一覧 TOP