20年を超す断続的な交渉にもかかわらず、北朝鮮の核開発によって世界は安全保障上、重大な転換点に追いやられつつある。米ソが欧州を挟んでにらみ合っていた60年前を思い起こさせる状況だ。

欧米はかつて欧州危機を戦争なしに乗り切った。だが今日の東アジアで同様の成果を上げるには、中国が北朝鮮政策を転換する必要がある。

第2次世界大戦後は、米ソの抑止力が均衡していた。旧ソ連は核兵器に頼らずとも西欧を制圧できると信じられていたし、米国は当時唯一の核保有国で、欧州から直接、ソ連に核を撃ち込む力があった。

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