最先端技術を集約した太陽光利用型植物工場の研究が進む

自動車産業を中心に工業イメージが強い愛知県だが、2014年の都道府県別農業産出額は全国7位。5位・宮崎県、6位・熊本県と僅差で競り合うほどの農業県でもある。なかでも野菜・果物・花きなどの園芸品目の比率が全体の57.9%を占め、上位10道県で最も高い。

そんな愛知県では、植物工場の研究も一歩先へと進んでいる。研究を主導するのが豊橋技術科学大学の先端農業・バイオリサーチセンターだ。植物工場とは、環境・生育をモニタリングして光や温度などの高度な制御を行い、植物の周年計画生産を可能にする施設のこと。人工的な光によって閉鎖環境で栽培する完全人工型の植物工場が注目を集め、全国で新たな施設が作られている。15年6月、農業ベンチャー「みらい」が破綻するなど経営には難しさも伴うが、バイオリサーチセンターの三枝正彦特命教授は、「栽培モデルはすでに確立されている。成否の分かれ目は売り先が確保できるかどうか」と話す。

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