東京・霞が関の官庁エリアではどの省庁も毎日、夜中まで煌々と明かりを灯して仕事をしている(撮影:引地信彦)

残業規制法案を作成するため残業が増える──ある官僚は自嘲する。不夜城・霞が関の勤務実態を若手官僚が語る。

 Aさん…総務省。使命に燃える熱血漢
 Bさん…厚生労働省。激務に疲れぎみ
 Cさん…内閣府。仕事は早いがおっとり

 

──残業時間はどの程度ですか。

Aさん 月100時間を下回る月はまずない。国会会期中はさらに増える。とにかく業務量に対して人手が足りない。けれど採用人数は規定で決まっているから、自治体からの出向で何とか間に合わせているのが実情。自治体とは業務量がケタ違いなので、体を壊して辞めてしまった人もいる。都道府県庁勤務は本当に楽だ。残業も月20時間程度で、雰囲気ものんびりしている。

Bさん 私は法改正時が最も激務だった。国会提出の半年ほど前からいわゆる「タコ部屋」に缶詰めになるのだが、いちばん忙しい月で200時間を突破した月もあった。厚労省では残業が月100時間を超えると産業医との面談があるのだが、「また来たね」と言われるのが恒例だ(笑)。

Cさん 残業時間が多い理由には、仕事の質の高さを求めすぎてしまうこともあると思う。95%まではすぐできるが、残り5%にこだわってしまう。使命感も強い。

──残業代はつくのですか。

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