FD宣言は当たり前の結論だった

日本郵便 社長 横山邦男
よこやま・くにお●三井住友銀行常務執行役員、三井住友アセットマネジメント社長を経て、2016年6月から現職。

三井住友アセットマネジメントの社長だった2015年、業界の中で先駆けてフィデューシャリー・デューティー(FD)宣言をした。銀行や証券会社、資産運用会社からは「ウチはどうやればいいのか」と聞かれた。顧客のほうを向いていないからそうなる。

どんな企業でもお客さんのことを考えないと持続的な成長は図れない。資産運用会社の社会的使命は顧客の利益を最大化することだ。FDは当たり前のことで、誰かに押し付けられるものではない。

三井住友アセットのFD宣言はお題目を並べただけのものでなく、いつまでに何を実施するのかを明示し、アクションプランの進捗状況も半年ごとに公表した。FD全般をチェックする目的で第三者委員会も設置した。自分が社長を退いた後も機能する仕組みを作ったつもりだ。

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