(イラスト:ソリマチアキラ)

われわれが子供の頃、ゴルフや野球、ちょっとした習い事を始めると、周りの大人たちが「よし、やるんだったら頑張って日本一になるんだぞ」。そう励ましてくれましたが、その時代は日本一で十分、「世界一」などは夢のまた夢、世界へ羽ばたくなんて思ってもみなかったんですね。

しかし、今やどのスポーツも世界のひのき舞台へ出てナンボ、子供たちも、その活躍する姿を見てそれぞれのスポーツにあこがれるんですね。

今、ゴルファーのあこがれの選手は、全米オープンで優勝まであと一歩の松山英樹。私もテレビの仕事で松山のプレーを4日間追いかけましたが、自分がプレーするより胸の高鳴りを感じました。ゴルフ会場はお国柄と同様、どこへ出掛けても同じコースはありません。名手とは、世界のどの土地でもそれなりのプレーができる人ですが、今の松山はどこのコースにもなじめるんです。

ショットの正確さはもちろんのこと、アプローチはボールのライ、芝の性質によって、フェースを開いたり閉じたり、打ち方を変えますが、私もアプローチは苦手ではありませんが、松山は私よりはるかに多彩な技術をいつの間にか身に付けています。それに平衡感覚が優れているのかパットはボールをマークし、その時点でラインが読めていますね。それで、自分の「間」を大切にし、ラインを何度か往復して時間をかけます。

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