「結果にコミットする」RIZAP。そのうたい文句どおりに企業再生も実現できるのか。成否を占ううえで重要なのが今年1月に買収を発表したジーンズメイト。前2017年2月期まで9期連続赤字。V字復活を主導するのはRIZAPグループ取締役で事業基盤本部長の岡田章二だ。

岡田は昨年10月までファーストリテイリング(ユニクロ)の業務システム部統括部長。ユニクロに20年以上在籍し、情報システム部長やCIO(最高情報責任者)を歴任した。「私がユニクロを辞めるとは誰も考えていなかったはず。ただ50歳を過ぎて、やはり現場が好きなことに気づいた。経験がない新しいところでも俺はできる。そのことを示してユニクロ時代の同僚の予想をいい意味で裏切りたい」。転職を決めていた岡田に瀬戸健社長が接触し一本釣り。ジーンズメイトの再生を託した。

11月に入社した岡田はユニクロ出身の3人を呼び寄せた。

最初に声をかけたのは宇山敦。レナウンを経てユニクロに入社、04年のアテネ夏季五輪の日本選手団公式ユニホームの開発責任者を務めるなど、商品企画に長けた人物だ。12年にユニクロを退社し、直近は「第2のユニクロ」と呼ばれるクロスカンパニー(現ストライプインターナショナル)で商品技術の執行役員を務めていた。「アパレル業界でV字回復した会社はない。悩んだが、業界のために何ができるかを考え」(宇山)、ジーンズメイトに転じた。

その宇山が紹介したのが、ユニクロのジーンズブームを支えた男、高橋慎二だ。ジーンズメーカー最大手・エドウインとユニクロに13年ずつ在籍し、一貫してジーンズを開発。その後独立、最近はカジュアル衣料大手・アダストリアなどからの委託でジーンズ開発を続けていた。約700本も個人で所有していたジーンズマニアだ。

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