文と文との間に置き、次の文脈がどのように展開していくかを示すのが接続詞だ。使い方が難しく、著名作家でさえ推敲の際に何度も修正するといわれる。読み手を誘導する道案内の役割を果たすだけに、よく吟味して使用しよう。

国立国語研究所教授で『「接続詞」の技術』著者の石黒圭氏は、接続詞の働きに着目して、(1)論理、(2)整理、(3)理解、(4)展開に分けている。例示をすると、(1)は「だから」「しかし」、(2)は「そして」「一方」「つぎに」、(3)は「つまり」「たとえば」「なぜなら」、(4)は「さて」「こうして」である。

この4分類についての石黒氏の定義は、接続詞の持っている役割をうまく説明している。

それは、(1)前後の文脈の因果関係を明確にする、(2)長くて複雑な内容を整理・分類する、(3)足りない情報の補足を予告する、(4)話題を切り替えたり話題をまとめたりする──である。

石黒氏は接続詞の使い方について、「文章を書く際、頭の中ではすでに書いた文脈の内容を確認しつつ、次の文脈の展開先を考えている。そのときに接続詞を考えるとどのように書き継ぐかという方向が定めやすくなる」と述べる。

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