ビジネスパーソンに最も身近な文章はメールだ。本文が数行の短いものも含めると、1日に数十通書くこともある。論理的で相手に伝わるメールを書けるようになることは、ビジネス国語力において、最も実践的なスキルといっていい。このロジカルメールの書き方を、隗(かい)コンサルティングオフィスの山崎康司代表に手ほどきしてもらう。

山崎氏は、外資コンサルティング会社で幅広く使われているリポート執筆メソッド「ピラミッド原則」の“伝道師”。テキストを複数翻訳して日本に紹介してきた。関連のセミナーなどを手掛ける中、外資コンサルでの経験も掛け合わせ、独自のメールメソッド「感謝の言葉+PDF」を編み出した。

このメソッドのユニークさは、冒頭に必ず感謝の言葉を置く点だ。「先日はありがとうございました」「出張ではお世話になりました」など、1行程度でいい。山崎氏は「忙しいと、つい自分勝手なメールを書きがち。感謝の言葉を最初につづれば、書き手の中に相手を敬う気持ちが自然と湧き、その後の文面も失礼のないものなる」と効果を説明する。

次のPは目的文。そのメールで伝えるべき用件だ。「〜の件」の形で、何の話かを最初に明確に書くとよい。続くDは詳細な説明。Pの内容を踏まえ、その理由や具体案などを書く。複数の文を書く必要があれば、箇条書きにしよう

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