2017年3月期に19年ぶりの赤字に転落した日揮。海外で大型不採算工事が相次ぎ、柱のLNG(液化天然ガス)プラントの受注も低迷する。

6月に就任した石塚忠社長は副社長まで務めて退社、その後復帰した異色の経歴を持つ。名門の経営立て直しにどう挑むのか。

いしづか・ただし●1972年日揮入社。海外プロジェクトマネージャーなどを経て、2011年に副社長就任。15年6月に退社するも、17年2月に上席副社長執行役員として復帰。6月から現職。(撮影:今井廉一)

──社長就任から3カ月が経った。

200人規模の社員を集めたタウンホールミーティングをすでに5~6回開催したほか、30代前半~40代前半の中堅社員を20人ほど集めた集会も行っている。社長としての考えを直接伝えたいからだ。その場で「驕り、過信がある」と社員には言っている。

──社長としてのこだわりは?

形骸化したことはやめようと言っている。方針を示すときは具体的に1ページの文章にまとめさせている。社長方針もEPC(設計・調達・建設)事業のタガを締める、インフラ事業を強化する、人材を育成するなど項目は3~4だけで、そのための具体策も絞って書いてある。

──会社に戻って何かがおかしいと感じた、と発言していた。

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