ICOを行う企業などは「ホワイトペーパー」と呼ばれる文書をネット上で公開している。トークン(=企業が発行するチケットのようなもの)の価値を判断するうえで必読の資料だ。だが仮想通貨や投資の世界をよく知る専門家であっても、解釈が分かれるほど理解は難しい。

そこで実際のホワイトペーパーを外部の識者に論評してもらった。評者は、日本デジタルマネー協会代表理事の本間善實氏、創法律事務所代表弁護士で日本ブロックチェーン協会顧問の斎藤創氏、不動産や投資商品に詳しい玉川陽介氏。読んでもらったのは、今年のICOで調達額世界1位(現時点)のファイルコインと、“今年最強のICO”とネット上で宣伝されているディセントベットのホワイトペーパーだ。

ファイルコインに対する3人の評価は、技術やサービスの市場性をどう見るかで差が出た。このプロジェクトは、法人や個人で余っているハードディスクやメモリなどの記憶領域(ストレージ)をユーザー間で使用する、分散型のクラウドストレージサービスの構築を目指している。サービスの利用には独自のトークン「ファイルコイン」が必要となる。ただ肝心のサービスが軌道に乗るかは3人中2人が否定的だった。

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