薬剤師の国家資格を得るための大学進学のルートは2006年に大きく変わった。4年制から6年制へ、修業年限が2年延び、5年次の実務実習(病院と薬局)や5〜6年次の卒業研究が重視されるようになった。薬剤師としてだけでなく、「医療人」としての基本事項を6年かけてじっくり学ばせるためだ。

薬学部に4年制の学科を設置している大学もあるが、4年制学科を出ても薬剤師国家試験の受験資格は得られず、主に大学院に進み、研究者を目指すコースとして想定されている。

6年制の薬学科を設置している大学は2017年4月現在、国立14、公立3、私立57の計74校。6年制の薬学科の定員がわずか8人しかない東京大学に象徴されるように、国立大学の薬学部はどちらかというと研究者養成機関という性格が濃厚だ。薬剤師の9割以上は私立大学出身者であり、薬剤師輩出のメインルートは私立大が担っている。

チーム医療や在宅医療 広がる薬剤師活躍の場

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