薬剤師を何人輩出できるかが、薬学部の実力を測る物差しの一つ(撮影:梅谷秀司)

全国に57ある私立の薬学部・薬科大学。薬剤師の国家試験合格率がすべてではないとはいえ、各大学の「実力」を測るうえでは無視できない指標だ。

通常の合格率は、合格者を受験者数で割って算出する。しかし、これだと成績の悪い学生を受験者から除くなどして、合格率をカサ上げすることができる。

そこで、6年前の2011年度に入学した薬学部生がそのまま薬剤師国家試験を受けたと仮定した「入学者比合格率」で各大学の真の実力を測った。

結果は下表のとおりだ。上位には京都薬科大、慶応義塾大、東京理科大、北里大など、伝統校や偏差値上位校が並んだ。

一方、下位には地方大学や定員割れ大学が顔をそろえる。偏差値と国家試験の合格率はある程度相関していることがわかる。定員を充足させるには低い学力の学生を受け入れる必要があるが、そうすると大学側が教育の努力をしないかぎり合格率に跳ね返る。

卒業率も学生をストレートの6年で卒業させることができているかという「教育力」を測る物差しになる。いわき明星大は震災のせいで入学者が少なく、合格率が例外的に高かったが、卒業率は低い。

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