世界宗教の聖地を数々擁し、その歴史は日本でもよく知られているイスラエル。だが、人口868万のこの国が経済面、特にIT分野で世界的に注目されていることは、日本では十分に理解されていない。実は、イスラエルでは多くの起業家により、革新的な技術が続々と生み出されているのだ。

最新のパソコンは心臓部のプロセッサーに、イスラエルで開発された技術がふんだんに取り込まれている。また、これから普及することが期待されている自動車の自動運転システムでも、イスラエル企業の技術は光っている。日産自動車は「セレナ」に画像認識半導体を組み込んでいるが、これはイスラエルの自動運転システム開発企業「モービルアイ」の手になるものだ。

首都エルサレムにあるスタートアップ企業向け施設の風景1日産自動車の「セレナ」には、イスラエル企業が開発した自動運転システムが採用されている(撮影:尾形文繁)

また、ドローン(小型無人飛行機)も、もともとはイスラエルで開発された。食の分野でも存在感が高まっており、最近日本にも進出した世界的なチョコレートブランド「マックスブレナー」は、イスラエル生まれだ。

あらゆる分野で活用されるようになったドローンは、もともとイスラエル軍が周辺偵察用に開発した技術が基になっている(AFP=時事)
世界的なチョコレートブランド「マックスブレナー」はイスラエル生まれだ(共同通信社)
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