今後の株式投資を考える際、ESG投資の対象銘柄を狙うという手がある。

ESGとは、環境、社会、ガバナンスの英語の頭文字を組み合わせた略語で、こうした事柄に前向きな企業の株式には、公的年金や公的組織の運用資金が流入しやすくなる。

(注)FTSEが評価するESG関連のテーマ (出所)FTSE資料を基に本誌作成

「世の中のためになる会社」という考え方は、2000年代に流行したSRI(社会的責任投資)と重なる。社会の一員として環境保全や人権擁護などの課題に向き合う企業を投資家は応援すべきだとする考え方である。

SRIの趣旨には誰も異を唱えないが、投資の観点ではSRIは失敗だった。SRIを掲げる投資信託(公募型)は43本あるが、3年前との対比で基準価格の上昇率が日経平均株価を上回ったものはゼロ。純資産残高は最大200億円台にとどまり、投信としては小ぶりだ。

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