(イラスト:ソリマチアキラ)

今年は本当に雨が多いです。いつの頃からか梅雨とか秋の長雨という風情を通り越し、これまでの思い込みを覆す量の雨が各地で降っています。

先日ある大会に向かうタクシーの中で、女性の運転手さんがこんな話をしてくださいました。雨の日のプレー時は、透明なナイロン袋を半分に切って、頭からかぶってその上に帽子をかぶるとまったく濡れず、首の後ろまでカバーしてくれるので寒くないそうです。また、セルフプレーのときはクラブを数本持っていくので、ナイロン袋にグリップを入れれば、袋ごと芝の上に置いても濡れない。すごく工夫されているなあと感心しました。

雨の日の私の対策は三つ。乾いたタオルを傘の骨組みに通していること。グローブが濡れたらクラブを振るときに滑るので、左手のグリップにタオルをぐるぐる巻いて濡れないようにすること。そして頭には毛糸の帽子をかぶることです。

さて、大会期間中は台風が接近することもあります。大会が3日間、または4日間きちんと成立するかどうかが一番の問題です。ゴルフ場やコース管理の皆様は夜明け前から準備に取りかかるし、競技委員たちも早朝からコースチェックをします。運営会社の皆様と雨の状況や天気の推移を調べ、スタート時間の変更・中断もしくは中止の判断を、主催者やテレビ局の方々と協議します。日没時間や出場選手人数、テレビ放送時間などを念頭に置き、競技が成立するための規定ホール数消化に向けて各所で努力をしているのです。天気予報や気象レーダーの発達とともに、長い間蓄積された経験が加味され、判断に役立っています。

さらに、荒天の中来てくださるギャラリーの皆様の安全管理はとても大事です。さまざまなツールを使って、なるべく早く情報をお知らせする努力をしています。また多くのボランティアの皆様も、さまざまな場所で雨風にさらされながら、たいへんな思いで働いてくださいます。

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