上場企業の約7割は3月期決算会社だ。年が替わり株式市場の関心もそろそろ今期業績から新年度に移る。そこで、ここでは「来期」の業績に注目して投資妙味のある銘柄を探してみた。

株式投資では、あえて赤字企業に目をつけて、黒字に転換する局面で値上がり益を取るという作戦もあるが、基本はやはり好業績企業の先回り買いだろう。

年4回発行している『会社四季報』では、業績解説記事欄に【○○○】の形で見出しがついている。この見出しだけを拾い読みするのも有望銘柄を探す“裏技”の一つなのだが、昨年12月に発売された「2015年新春号」でいちばん多く使われていた見出しは【最高益】で、177社もあった。ただし、これらの銘柄は今期に最高益を更新する見通しの会社であって、来期も最高益とは限らない。

最高益更新のパターンには大きく三つある。一つ目は成長中で毎年最高益を更新する会社。二つ目は5~10年の景気サイクルに合わせて更新するパターン。三つ目が長い期間、最高益とは無縁だったが、何十年ぶりかに最高益を更新する会社だ。

『会社四季報』を18年間にわたって隅から隅まで読破し、小社の投資情報サイト「会社四季報オンライン」に「四季報読破邁進中」のコラムを連載中の四季リサーチ代表取締役・渡部清二氏によると、中でも注目は3番目の更新パターン。「このパターンの最高益更新企業は、構造的に大きな変化が起きていると考えるのが妥当。会社が生まれ変わった可能性があるが、過去の最高益すら忘れ去られ、割安で放置されているケースも多い」という。

佐賀本社の東証2部株 最高益更新は28年ぶり

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