米国利上げいかんによって変わってくる

ドル・円レートは昨年12月、円安が急進し2007年以来となる1ドル=120円台をつけた。足元は原油相場急落の影響などから若干方向感を失っているが、ドル高・円安トレンドは当面変わりないとみられる。資産運用でもこの機会をぜひ生かしたい。

外貨投資でFX(外国為替証拠金取引)のようなリスクの高い取引に抵抗感を持つ人が、まず検討するのは外貨預金だろう。外貨預金をするには、一般的に、預け入れ先の金融機関を決め、そこに円建ての普通預金口座を開く必要がある。すでに普通預金口座を持っている金融機関で、外貨預金をしてもいい。普通預金口座に円を預け入れるか、普通預金口座にある円預金の残高を利用して、外貨預金をすることになる。

ネット取引で為替手数料を抑える

金融機関によって取り扱っている通貨は異なる。メガバンク3行を見ると、米ドルやユーロ、英ポンド、スイスフラン、預金利率を含めた金利水準全般が相対的に高いことで知られる豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルの外貨預金ができる。

選択できる通貨はネット銀行のほうが多い。ソニー銀行ならメガバンクが扱っている6通貨に加え、カナダドル、香港ドル、人民元、南アフリカランド、スウェーデンクローナ、ブラジルレアルの計12通貨から選べる。図表1に、メガバンク3行と主要ネット銀行3行の主要外貨の定期預金利率をまとめた。豪ドル、NZドルの利率が相対的に高いこと、また、ブラジルレアルの利率が飛び抜けて高いことがわかる。

[図表1]
拡大する

注意しておきたいのが、円を外貨に替えたり、外貨を円に戻したりする際にかかる為替手数料だ。いくら外貨の預金利率が高くても、両替にかかるコストが高ければ実質利回りは期待ほど得られない。

両替時のレートは、ニュースで報じられる為替レートが適用されるのではなく、金融機関の手数料が反映されたものになる。一般的には、日本時間午前10時ごろの相場(金融機関同士の取引で決まるレート)を参考にして中心値が決まり、それに一定の手数料を加味して顧客向けのレートが決まる。

プラスの視点 アクセスランキング バックナンバー一覧 TOP