ギリシャをめぐる不透明感が再び高まっているうえに、原油価格が急落していることもあって、市場参加者のリスク回避志向が強くなっている。世界的に株価は軟調に推移し、長期金利は低下、為替市場では円の買い戻し圧力が強まっている。

2015年に入って約2週間が経過したところで、主要通貨の中で最強の通貨となっているのは円である。市場にはそれなりに大きな円ショート(売り)ポジションが積み上がっていると考えられ、不透明感が高まり、投資家がポジションを閉じようとするとき、円が買い戻されるのは自然な流れである。

原油価格の急落は本来、先進国経済にとってはポジティブと考えられる。原油価格の下落は産油国経済にとっては当然マイナスであるが、原油消費国の経済にとってはプラスであり、世界経済をネットで見れば消費国が受ける恩恵のほうが大きく、プラスであると考えられる。

しかし、下落速度があまりにも急であるため、それがグローバル経済の減速を示唆しているのではないかとの思惑や、エネルギーセクター企業に与える悪影響についての懸念もあって、投資家が神経質になっている可能性が考えられる。

ギリシャ与党政権維持も

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