海外市場に上場するREITには、住居やオフィスビルだけでなく、森林や携帯電話基地局、さらには民営刑務所まで多様な不動産資産に投資する銘柄がある。ニッチな分野に投資する銘柄は、相対的に高い分配金を払い出す傾向にある。

金融庁の規制により、日本の証券会社から米国上場REITの個別銘柄を取引することはできない。だが、海外の証券会社を通じれば、分配金利回りが高い個別銘柄を探すことができる。その一つが「セレクト・インカムREIT」だ。

[図表1]
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同REITは、主にハワイを中心として工場やショッピングモールを保有する。大企業の本社ビルやアマゾンの物流センターなども保有しており、それらの多くはネット・リースと呼ばれる賃貸契約により、物件の修繕費用のみならず不動産税までもテナント負担とするなど、日本のREITとは戦略が大きく異なる。

単一テナントに賃貸している物件が多いので退去リスクはあるが、10年以上の長期一括貸し契約としていることから入居率は安定している。

ポイント               
テナントが政府系で利回り7%超の銘柄も

「ノーススター・リアルティ・ファイナンス」は、主に介護施設やホテルに投資するREITだが、低所得者層向けの移動式プレハブ住宅コミュニティという、日本には存在しないタイプの資産も保有している。このような住宅は相対的に高い利回りを得られるのが特長だ。

「キャンパス・クレスト・コミュニティーズ」は、大学の近隣で学生向けの大規模な居住施設を開発・運営する。単に住居として不動産を提供するだけでなく、共用スペースの充実やイベント開催などコミュニティとしての付加価値をつけて施設を運営している。

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