2012年の上場前から注目の的

“やんちゃ坊や”が巨大企業を作るまで

今週号の第2特集と連動して、今回はフェイスブックを取り上げます。『週刊東洋経済』では2012年3月31日号の第1特集でフェイスブックを大々的に取り上げています。米ナスダック市場への上場直前でした。セレクトした6本のうち4本がそれで、残り2本は今年5月の記事です。

初めの4本を紹介すると――1本はマーク・ザッカーバーグCEOの人物評。『フェイスブック 若き天才の野望』を共訳した滑川海彦氏の記事です。ザッカーバーグ氏をモデルにした映画『ソーシャル・ネットワーク』の主人公とのキャラクターの違いが興味深いです。

2本目は、上場を前に公開した株主への手紙です。起業したのは「世界をよりオープンで、皆がつながり合える場所にする」という使命のためだ、と赤裸々な思いがつづられています。

3本目は弁護士がQ&Aに答える「フェイスブックから身を守る方法」、そして4本目がプライバシーをめぐるEUとの軋轢です。

――個人的には、ニュースフィードを通じて“巨大なメディアプラットフォーム”となりつつあるフェイスブックに興味があります。米大統領選に向けて不公平な扱いを受けた、と保守党から糾弾されていますが、新聞・出版・テレビといった従来型メディアに匹敵するほどに影響力を増しています。東洋経済もデジタル対応を進めていますが、創業120年のジャーナリズムをどう守り、かつ革新を続けていくか。重い課題です。

 

(週刊東洋経済プラス編集長 山川清弘) (週刊東洋経済プラス編集長 山川清弘)