ビジネスにも役立つ名将の名言

新聞で読めない甲子園のカネ・ヒト・組織

ポケモンGOに大人も子どもも熱狂する今週。第1特集は「高校野球・熱狂の表裏」。開始から100年を超えてもなお日本人を感動させ続ける無敵のコンテンツ、高校野球の絶妙な仕掛けを探ります。8月7日から始まる今年の夏の選手権大会、経済効果は344億3897億円! 

どんなに練習しても試合では実力差と違った展開がある。この、野球というスポーツ自体の不確実性がNHK、朝日新聞、毎日新聞などの全国メディアで連日報道されることで国民の関心が高まります。

弱小チームを甲子園常連校まで育て上げる監督のマネジメント力はビジネスにも応用でき、球児出身の経営トップたちには、苦い敗戦の経験が人生の糧にすらなっています。

8月6日はスターバックスの日本進出からちょうど20年でもあります。世界でもっとも厳しいと言われる日本の消費者相手に、グローバル外食チェーンが成功した秘訣は「フラペチーノ」の豊富な品ぞろえ。コメダなどライバルに加えコンビニもコーヒー強化で競争が激化する中で、優位性をどう保てるか。

ミシンが発祥のブラザー工業がプリンタ、ファクス、コピー機能を1台にまとめた「情報複合機」を世界で最初に作ったことをご存じでしょうか。次は産業用印刷を収益柱にしようとする戦略には、ミシン時代に培った「修理の御用聞き」のノウハウが注入されます。

また、3メガバンク(三菱UFJ、三井住友、みずほ)はマイナス金利の逆風の中で証券子会社の収益を拡大させ、野村、大和の背中を脅かしています。

ブラザーや3メガに共通するのは「現状に甘んじた方が負け」という弱肉強食の厳しいビジネスルール。熱戦を繰り広げる甲子園野球にも、経営へのヒントを見いだせるかもしれません。

梅雨明けの日本列島、暑さに負けずお過ごし下さい。

(週刊東洋経済プラス編集長 山川清弘) (週刊東洋経済プラス編集長 山川清弘)