没後もなお読み続けられる松下幸之助

現代人を勇気づける「経営の神様」

ポケモンGOブームの日本列島は残暑がなかなか収まりませんが、生みの親の任天堂は次世代ゲーム機の成否や集団指導体制のガバナンスに不透明感が漂います。

第1特集は「不滅のリーダー 松下幸之助」。一介の電工から松下電器を築き上げ、愛弟子たちに多くの人生哲学を与えます。誌面で掲載した『週刊東洋経済』の63年前のインタビュー(抜粋)を、『週刊東洋経済プラス』では全文掲載しています。

ビジネス界には熱烈なファンが多く、プロ経営者、松本晃・カルビー会長兼CEOは「世の為になるか、ウキウキするか、儲かるか」を経営の軸としているそうです。

ベストセラーの著書『道をひらく』は昨今では女性読者も急増しています。愛読者の一人、押切もえ氏は、華やかな職業だからこそプロ意識を持つ大切さを教わったと言います。

ホテル・ドゥ・ミクニのオーナシェフ、三國清三氏も帝国ホテルでの皿洗いの修行中に同書を心の支えにしています。同書を毎日寝る前に読んでいるという経営コンサルタントの小宮一慶氏は、(1)仕事や人生をよりよくするための「考え方」が詰まっている、(2)平易なのに内容が深い、(3)日本で最も成功した経営者が本音で書いている、の3点を推奨の理由にしています。

せっかくなので私も『道をひらく』を読み進めています。素直さを失わず、自己研鑽をやめないことが大事だと日々教えられ、ともすれば悲観的になりがちな現状で「折れない心」をはぐくむための大きな支えになっています。

(週刊東洋経済プラス編集長 山川清弘) (週刊東洋経済プラス編集長 山川清弘)