今年5月に刊行した臨時増刊号「本当に強い大学2017」を特別公開します。

日本の大学は大きな転換点を迎えています。18歳人口が減少し、地方の私立大学を中心に定員割れが続出する一方、有力大学ではハイレベルな研究力の確保や国際化への対応が待ったなしです。

他方で、学生やその親にとっては、高騰する学費が悩みの種です。私大の初年度納付金は平均で110万円を超えており、大学生の4割が日本学生支援機構の貸与型奨学金を受給しています。経済的なサポート体制を作ることも大学には求められています。

また、大都市の有力私大では人気が高まり、定員を増やす動きが活発化しています。17年度(17年4月入学)には近畿大学、東洋大学、立命館大学、立教大学、中央大学などが定員を増やし私大合計では9400人の定員増。18年度には明治大学、日本大学、同志社大学などが定員を増やすことを公表しています。大学当局にとっては、少子化を見据えた、攻めの経営といえそうです。

 

大競争時代に選ばれる

本当に強い大学 2017

恒例の「本当に強い大学総合ランキング」では、アンケート結果を基に教育力、就職力、財務力、国際力の4つの観点から順位付けしました。1位は東京大学、2位は早稲田大学、3位は慶応義塾大学、4位は京都大学、5位は東北大学、9位までは国立大学と早慶の2校が占めましたが、10位には私立の豊田工業大学が入りました。

臨時増刊号では、大学が抱える課題やホットニュースをさまざまな視点から取り上げました。産学連携、大学スポーツ、世界大学ランキング、就職支援策、インターンシップ制度……。大学関係者、大学受験生とその親の皆さんに参考になる記事が満載です。